役立つ用語

付言(ふげん)

遺言書を通じて、お世話になった人への感謝、家族や自分が大切にしてきたものへの気持ちや願いなどを伝える文章を「付言」といいます。

一般的に遺言書の末尾に付け足すことが多く、家族への感謝の気持ちのほか、遺言の動機、財産配分の意図、遺品処分、葬儀方法など…、なぜそのような遺言内容になったのか遺言者の心情などを記載します。

付言については法的な効力が生じません。

しかし、遺言者の生の言葉で綴られた文章は、遺言者の思いや心情を伝えることで不満を和らげ相続人間の争いを防止するための抑止力としての効果期待できます

 

<文例1>

「今回、このような遺言を遺したのは、私の残した財産の分け方で揉めるようなことをして欲しくなかったからです。
家族のみんなには本当にお世話になりました。
特に、長年にわたって支えてくれた妻には感謝しています。
私が亡くなった後も、家族みんな仲良く幸せに暮らしてくれることを心から望みます。
いままで本当にありがとう。
一緒に過ごすことができて、本当に幸せな人生でした。」

 

<文例2>

「今回、B子に、多い割合の遺産相続をすることにしたのは、B子が重い障害を抱えていることが不安だからです。
2人とも、私の大切な子供なのに平等にできず、ごめんね。
私の亡くなった後、A太郎は、私に代わってB子の面倒をみてください。
あなただけが頼りです。私の最後の願いです。よろしく頼みます。」

 

 

遺言書作成

 

ご相談・お問合せ

ご予約は、電話・メールにて受け付けております。

受付時間:10時〜17時 (土日祝除く)
※土日祝日、上記以外の時間帯も
事前に予約いただければ、ご相談を承ります。